くるり/『ワールズエンド・スーパーノヴァ』
午前3時、私はくるりのワールズエンドスーパーノヴァを聴いた。
高校生のころも聴いたことがあったが、その時は聴き流していた。
退屈な曲だと思った。
でもどうしてか、今の私には聴き流すことができなかった。
歌詞全てが私の思考に刺さり、
メロディが喉に詰まる。
聴いているだけで情緒が振り切れるような心地がして、
何に悲しんでいるのかわからぬままに涙が流れる。
それでも、ずっと聴いていたいと思う。
私は常々、曲を聴いて涙を流すとき、音楽に生かされているなと感じる。
どんな素晴らしい文章でも
どんな美しい景色でも
どんな立派な人の話でもなくて
馬鹿みたいにくだらない
どうしようもなく生き辛い
そんな私の世界を一瞬で変えてくれるのは音楽だ
そう感じるのである。
僕らいつでもべそかいてばかり
朝が来ないまま
いつまでもこのままでいい
それは嘘間違ってる
僕らいつも考えて忘れて
どこまでもゆける